漢詩に見る折々の人生
早春
2018.09.14漢詩に見る折々の人生
天街小雨潤如酥 草色遥看近卻無 最是一年春好処 絶勝煙柳満皇都 七六八年生まれの韓愈(かんゆ)の「早春」。 ■読みと解釈 天街小雨潤如酥 天街(てんがい)の小雨…続きを読む
送別
2018.09.07漢詩に見る折々の人生
山中相送罷 日暮掩柴扉 春草明年緑 王孫帰不帰 六九九年生まれの王維(おうい)の「送別」。 ■読みと解釈 山中相送罷 山中にて相(あ)い送りて罷(や)み [山の…続きを読む
琴と酒
2018.08.31漢詩に見る折々の人生
耳根得聴琴初暢 心地忘機酒半酣 若使啓期兼解酔 応言四楽不言三 七七二年生まれの白居易(はくきょい)の「琴と酒」。 ■読みと解釈 耳根得聴琴初暢 耳根(じこん)…続きを読む
春の雪
2018.08.24漢詩に見る折々の人生
飛雪帯春風 裴回乱繞空 君看似花処 偏在洛陽東 生没年不詳の唐の劉方平(りゅうほうへい)の「春の雪」。 ■読みと解釈 飛雪帯春風 飛ぶ雪は春の風を帯(お)び […続きを読む
花卿に贈る
2018.08.10漢詩に見る折々の人生
錦城絲管日紛紛 半入江風半入雲 此曲祇応天上有 人間能得幾回聞 七一二年生まれの杜甫(とほ)の「花卿(かけい)に贈る」。花卿は花殿。姓は花、名は敬定。猛将。 ■…続きを読む
春の興き
2018.08.03漢詩に見る折々の人生
楊柳陰陰細雨晴 残花落尽見流鴬 春風一夜吹香夢 夢逐春風到洛城 七五八年生まれの武元衡(ぶげんこう)の「春の興(おもむ)き」。 ■読みと解釈 楊柳陰陰細雨晴 楊…続きを読む
漢宮の詞
2018.07.27漢詩に見る折々の人生
青雀西飛竟未迴 君王長在集霊台 侍臣最有相如渇 不賜金茎露一杯 八一三年生まれの李商隠(りしょういん)の「漢宮の詞(うた)」。漢宮は漢代の宮殿。 ■読みと解釈 …続きを読む
金縷の衣
2018.07.20漢詩に見る折々の人生
勧君莫惜金縷衣 勧君須惜少年時 花開堪折直須折 莫待無花空折枝 唐の女詩人で生没年不詳の杜秋娘(としゅうじょう)の「金縷(きんる)の衣(ころも)」。金縷の衣は金の糸で作った着…続きを読む
僧院
2018.07.13漢詩に見る折々の人生
虎渓間月引相過 帯雪松枝掛薜蘿 無限青山行欲尽 白雲深処老僧多 七二七年生まれの釈霊一(しゃくれいいち)の「僧院(そういん)」。僧院は寺院。 ■読みと解釈 虎渓…続きを読む