【Vol.644】アジサイ「ティファニー」
2018.03.23
科名/ユキノシタ科
原産/日本
《特徴》
手毬のような一般的なアジサイとは違い、花の塊の中心部に蕾のような花が密集し外側の花が開花する、いわゆるガクアジサイの一種です。日本の南の地域に自生していることが多く、それだけに独特な趣と涼しさと野性味を併せ持った、不思議な雰囲気を醸し出しています。ティファニーの花は、青紫色と赤紫色との間で咲き進むにつれて色合いが変化し、土壌の酸性度にも影響を受けて花の色を変えます。花びら自体にもグラデーションがあり、外側が濃い色で縁取られ、内側に向けて徐々に淡い色になっています。清楚な花色ながらも輪郭のはっきりとした、存在感のあるアジサイです。
《管理方法》
室内の窓辺か、屋外であれば西日が当たらない場所で育てるのが理想です。土が酸性だと青色が強まり、苦土石灰などを混ぜたアルカリ性の土を使うと赤色が強まります。植え替えを行う際は少し注意しましょう。また、水をよく好む植物なので、土が乾燥しすぎないように育ててください。アジサイに限らず、ほとんどの植物は肥料を適度に与えることで花をよく付けるようになります。アジサイの場合は、春・夏・冬の3回に分けて肥料を施すとうまく花を付けるようになります。