【Vol.596】トキワヒメハギ
2017.04.14
科名/ヒメハギ科
原産/欧州アルプス・カルパチア山脈
《特徴》
多肉植物のような瑞々しく厚い葉と、ピンクのガクに黄色い花が特徴の高山植物です。野生下ではアルプスなどの岩場に生育しており、過湿を嫌う傾向があります。耐寒性が高く、またそれほど頻繁に水や肥料を与える必要もありません。草花のようにも見えますが、分類上は常緑低木となり、育てているうちに少しずつ木としての性質が強くなっていきます。
海外原産の植物ですが、どことなく小さなツツジのような雰囲気があり、山野草として扱えば和風の庭にもとても良く合います。
《管理方法》
鉢植え、ロックガーデンなどに向いています。本来は涼しい地方の植物なので、夏の水やりは土が乾燥してから与える程度に控えて、半日陰で管理してやったほうが育てやすいようです。
用土は山野草の土や、水はけに優れた培養土などが良いでしょう。個人で配合される場合は鹿沼土や赤玉土などのゴロゴロとした土を多めに配合して下さい。肥料はあまり必要としないので、即効性のものよりは緩効性のもののほうが向いています。