【Vol.293】ミヤコワスレ
2011.04.22
承久の乱(1221年)で都を追われた順徳院はある日美しい花を見つけ、これを眺めて心をなぐさめ、都への思いを断ち切ったとか。この伝説から、「都忘れ」という名がついたそうです。
元々日本の植物「ミヤマヨメナ」の改良品種なので、日本の気候に適しています。白、淡桃、桃、紫青などの色があり、落ち着いた色合いが多いです。花径は2~3cm程度です。
《楽しみ方》
花壇や寄せ植えや、切花などのアレンジメントで楽しめます。
《管理方法》
耐陰性がありますので、日が当たる場所ではなくて、木陰や半日陰などで管理してください。耐寒性は強く露地で越冬します。ただし、耐暑性がやや弱く、暖地では西日の当たらない半日陰程度のところで管理する必要があります。乾燥に弱いので、土が乾いていたら、水をタップリとやってください。真夏は蒸発が激しく水切れがおきやすくなりますので、気をつけましょう。
肥料は、植え付け時にゆっくり効く緩効性肥料を与え、追肥としては3~4月と10月に1回ずつ緩効性肥料を株元にばらまきます。一度植えつけると、数年間は植えっぱなしにできます。株分けは、花の終わった5~6月頃か、9~10月頃に行います。