【Vol.639】ジョーイセルリア「カルメン」
2018.02.16
科名/ヤマモガシ科
原産/南アフリカ
《特徴》
花と葉を一目見れば、「珍しい花木」という印象を受けることでしょう。オーストラリアで品種改良されたセルリアの新品種で、「少し変わった植物に挑戦してみたい」という人におすすめできる植物です。この品種は花つきが良く、花色が鮮やかで全体的にコンパクトにまとまることが特徴です。実は、このピンク色の花びらに見える部分は花弁ではなく苞と呼ばれる部分で、実際の花は苞で出来た蕾に包まれた中から、綿毛のような姿で現れます。また、花も複数の花が集まって一つの花のような形を成したもので、頭状花序と呼ばれています。
《管理方法》
生育適温は10℃~25℃です。夏場は湿度を上げないよう風通しの良い場所で管理し、冬場は室内の窓辺などに置くと良いでしょう。冬場も暖かい地域では屋外の軒下などでも管理することが出来るようです。この植物が耐えられる最低温度は0℃で、霜に当たらないように気をつければ氷点下まで耐えることもあるようですが、突然気温が下がることもあるので、安全に育てるなら室内で育てる方が無難です。また、水と肥料はあまり与えすぎないように気をつけます。リン酸を多く含んだ花用の肥料を与えると枯れてしまうこともあるようなので、与える場合はリン酸の少ない肥料を与えましょう。