【Vol.589】八重咲きアネモネ「凛々花」
2017.02.24
科名/キンポウゲ科
原産/北半球
《特徴》
アネモネは古くから人とのかかわりが深く、神話などにも登場しています。原産地では比較的雨の多い冬に花を咲かせ、夏前になると地上部を枯らして球根の状態で休眠します。花の色が非常に鮮やかなことが大きな特徴です。
基本的には一重咲きか二重咲きの花を咲かせますが、今回ご紹介する「凛々花」は非常に珍しい完全な八重咲きのアネモネです。満開になると手鞠のようなシルエットになり、一輪ごとのボリュームが非常に大きいです。鉢植え、露地植え、ロックガーデンなどに向いています。
《管理方法》
強い霜に当たらない、日当たりと風通しのいい場所を好みます。10月から3月の間に肥料を与えると花をたくさん咲かせることが出来ます。それ以降は肥料を抑え、初夏に地上部が枯れるまでは水を与えて球根を充実させ、地上部が枯れたら雨の当たらない場所に移動させます。10月ごろから水を与えれば翌年もまたお楽しみいただけます。地上部が枯れた時に球根を掘り上げて保存してもかまいません。また、夏の間の気候にもよりますが、植えっぱなしで翌年咲くこともまれにあります。