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【Vol.411】サギソウ

2013.08.23

0607写真 015!サギソウ

科名/ラン科

原産/日本・朝鮮半島の一部

 

《特徴》

日当たりの良い平地や山麓の湿地に自生する日本を代表する野生ランです。かつては北海道・青森を除いた全国に分布していましたが、乱獲や生育環境の破壊により現在では自生のものを見る機会は少なくなっています。

夏に花茎を長く伸ばし、名前の通り鷺が羽を広げたような形の純白の花を数輪咲かせます。株の基部から2~3本の地下茎を伸ばして、その先に1個ずつ新しい球根を作ります。秋には地上部と古い球根が枯れて、その状態で冬を越します。

 

《管理方法》

日当たりと水はけの良い所を好みます。1年を通して、水切れをさせないのがサギソウを育てる上での大きなポイントのひとつです。生育期(芽が出て地上部が枯れるまで)は用土の表面が生乾きになったらたっぷりと水を与えましょう。おのずと春よりも乾きやすい夏の方が水やりの回数は多くなります。また、水やりとは別に空気中の湿度を保つため、葉に水をかけてあげるのも良いでしょう。冬の休眠期も用土の表面の乾き具合を見ながら、球根を乾かさないように用土の湿り気を保ちます。休眠期は感覚として乾燥気味に保ちたくなりますが、冬に乾燥させた上に凍らせてしまうと球根が腐ってしまいます。

肥料はさほどたくさん必要としません。5月と6月に1回ずつ液体肥料を水の替わりに与えます。また、花がらを摘んだ後、新しい球根を太らせるために2~3回同様の肥料を与えます。植え替える時に球根の大きさが大豆くらいの大きさに育っていれば、肥料の量がちょうど良かった証拠です。

 

《植え替え》

春の成長がはじまる前に植え替えます。植え替えは毎年行います。平地や暖地では2~3月、寒冷地や積雪地では雪解けの後の4月下旬くらいが適期です。成長がはじまってからの作業は芽を傷めやすいので、植え替えるタイミングを逸しないように気を付けましょう。休眠期に植え替えるのが基本です。