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【Vol.065】紫式部・白式部

2006.10.06

engei065-1紫式部・白式部

科名/クマツヅラ科

原産/日本、中国、朝鮮半島

 

日本の古典文学の傑作『源氏物語』の作者「紫式部」に例えて名付けられたムラサキシキブは、秋につける光沢のある紫色の実がたいへん美しい植物です。この実は「才媛」とも呼ばれ、結婚記念樹としてよく植えられます。

紫式部は、北海道南部〜九州の各地の山野に自生し、秋庭の美しいアクセサリーとして、家庭でも栽培されています。また、白実が美しい白式部という品種もあり、紫式部と同様に、秋の雰囲気を漂わせてくれます。

 

《楽しみ方》

日陰でも良く育つので、他の低木類と一緒に下木として植えられます。切花や寄せ植えの中心樹、ロックガーデン、小庭園に何本かまとめて植えられても楽しめるでしょう。また、この花木は挿し木で殖やすことができます。挿し木の時期は6月頃で、その年に出た新しい枝を使います。

 

《管理方法》

日のよく当たる場所でもやや日陰の場所でもよく育ちます。暑さ、寒さに強く、特に防寒対策などをする必要はありません。この花木は、乾燥を嫌うので、土の表面が乾きかけたらたっぷりと水を与えるようにします。特に真夏は乾きやすいので気を付けましょう。

鉢植えにしているものは生育旺盛で、すぐに根づまりをおこしてしまいますので、1年に1回、一回り大きな鉢に植え替えます。庭植えの場合は、やや湿り気のある土壌へ、高植えにして植えつけましょう。また、毎年美しい実が楽しめますが、実付きが悪くなったらリン酸肥料(鉢物一番)を与えると実付きがよくなります。